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海浜幕張駅 | 駅員が淹れるコーヒー
KAIMAKU Blend Station

#PROJECT STORY 02

海浜幕張駅 | 駅員が淹れるコーヒー<br><span class="en">KAIMAKU Blend Station</span>

INTRODUCTION

ペリエステーション所属メンバー6人が、趣味のコーヒーを通じて地域を盛り上げるべく、商品化とフェス開催を企てた。

フェス運営初体験のメンバーがゼロから始めて、情熱と行動力を武器に目標に向かって邁進するプロジェクト。

  • Y.U

    ペリエステーションセンター

    駅運営、商業施設運営

    2020年中途入社

    ペリエステーションセンター所属。プロジェクトにおいて全体の方向性決定、出店者との交渉、広告展開を担当。イベント企画の経験を活かし、プロジェクトの中核的役割を果たした。

  • A.S

    ペリエステーションセンター

    駅運営、商業施設運営

    2022年新卒入社

    ペリエステーションセンター所属。イベント内容の決定、出店の営業、保健所関係の手続き、法律関係の確認、広告展開など幅広い業務を担当。プロジェクトの実務面を支える重要な役割を担った。

  • K.M

    千葉本店

    SCデベロッパー

    コスメ・ジュエリー

    2024年新卒入社

    イベント開催時点ではペリエステーションセンター所属。大学時代からコーヒーに興味を持ち、趣味として長年取り組んできた経験を生かし、コーヒーレシピの開発を担当。現在は千葉本店に異動し、コスメ・アクセサリー担当のカテゴリーマネージャー。

FLOW

プロジェクトの流れ

  1. 01

    コンセプト企画

    雑談から生まれたアイデアを上司や経営陣を納得させる企画へと昇華させる。駅のにぎわいと地域連携を切り口とし、だれにも負けない情熱で企画を通す。

  2. 02

    フェスの仕込み

    6人は実質的にイベント企画初体験。フェスの運営には、出店者を集めることからはじまり、法律、電気の調達など、さまざまな準備が必要だ。約3か月の短期間、力を合わせて駆け抜ける。

  3. 03

    商品化へ向けての挑戦

    フェスは単なる通過点に過ぎない。フェス本番の課題を抽出し、駅員コーヒーのクオリティを高めるとともに、地域に愛される味覚を追求していく。

プロジェクト相関図

CHAPTER 01

雑談から始まる

――商品化を見据えたフェス企画

始まりは駅の休憩室。駅業務の合間、休憩時間にスタッフはコーヒーを入れることが多く、「これを商品化できたら面白いね」という話題で盛り上がった。上司に相談すると「すぐにプロジェクトとして進めよう」と快く背中を押してもらう。コーヒーへの情熱を持つ発起人を中心に、その想いに共感した有志6名で新しい企画が走り出した。

プロジェクトのスタートは2025年11月。当初、駅前広場でのイベント開催を構想していたが、新たに開設したペリエ海浜幕張高架下スペース「ペリエスクエア」を盛り上げるため、その第2弾イベントとしての開催となった。「駅の高架下にあるペリエスクエアは、駅前広場と異なり、通常の人通りは極めて少ないんです。イベントを目的とする人しか参加しないのは明らかでした」とY.Uは振り返る。それでもメンバーたちは、新設したペリエスクエアを広く周知。駅のにぎわいや地域連携を目的とし、前を向いた。

まずは、イベントの方向性や実施内容をブレインストーミングによって詰めていった。イベント全体の方向性のまとめ役を担ったY.UやA.Sを中心に構想を練り、会社側からの承認を得た。「企画書は拙かったが、熱意が勝った」とY.UやA.Sは口をそろえる。「KAIMAKU Blend Station」と銘打ちオリジナルの駅員ブレンドを考案。無料で試飲できるブースを用意するとともに地域連携を企図した。千葉県内のカフェ等からの出店者を募り無料試飲を行うというものであった。

Y.U

駅社員がメインでビジネスを展開するという試みは2025年度から始まった取り組みで、コーヒーのプロジェクトがその2回目です。通常のやり方では集客が期待できないスペースではありましたが、やる以上は集客を重視したいと思っていました。

A.S

企画といっても最初は「コーヒーをつくったら面白いよね」といった程度の雑談からでした。手探りの状態からスタートし「なぜ今、駅とSCが組んでこのイベントをやるのか」徹底的にコンセプトを固め、チームの方向性と熱量を一つにまとめ上げることができました。

K.M

都内で開催されていたコーヒーイベントを視察し、さまざまな国の豆を使ってのブレンドや独自の焙煎やレシピなどを体感しました。会場設営や演出にも長けていて、イベント企画における大きな目標ができました。

プロジェクトリーダー S.K

プロジェクトリーダー S.Kコーヒーが好きという想いがきっかけでした。自宅や職場でコーヒーを淹れている際、駅社員が制服を着用しオリジナルのコーヒーを淹れてイベントをやったら面白そうだなと思ったのが最初のきっかけです。
仲間に相談したところ地元のロースターやコーヒーショップを集めて【コーヒーフェス】をやってみたらいいのではと提案してもらい上司の承認を経て、取り組みがスタートしました。

QUESTION 01

入社動機を教えてください。

  1. 体験を創造する仕事

    前職の鉄道会社で働くなかで、駅をもっと楽しさや目的のある場所にしたいと考えました。買い物や食、イベントなどの体験を提供し、駅を「訪れる目的になる場所」へ変えていきたいと思います。

    Y.U
    Y.U
  2. 千葉の価値を上げる

    地域の生活と深く結びつくペリエなら、千葉駅周辺をはじめ千葉県全体の価値を高められると思いました。商業施設や駅の運営、まちづくり、ECサイトといった幅広い事業を手がけている点も魅力でした。

    A.S
    A.S
  3. 日常に楽しさを提供

    生まれ育った大好きな千葉で、毎日に楽しさを届ける仕事がしたいと思い入社を決めました。また、大学ではプロジェクトマネジメントを学んできたので、その知識や経験を仕事に活かせると思いました。

    K.M
    K.M

CHAPTER 02

仲間と乗り越える

――情熱注いで準備に没頭

年が明けると、3月のイベント開催に向けて実作業に取りかかった。主にY.Uは出店候補者との交渉と準備、A.Sは保健所関係の手続きや消防法の確認、広告展開、そしてK.Mはレシピづくりを担当することとなった。Y.Uは県内のカフェ経営者が主宰するコーヒー業者のグループと繋がり、その人脈を通じて出店交渉を進めた。ブースは16。交渉を進行させている最中、Y.Uにトラブルが発生した。交渉が佳境となった2月下旬、急病のため2週間入院することになってしまったのだ。

そこからが大変だった。保健所・消防関連の準備を進めるべく、知識ゼロのため勉強しつつ関係各所への問い合わせから申請・手続きを行っていたA.Sらは、Y.Uが担っていた出店交渉を手分けして引き継ぐこととなった。Y.Uが復帰してからも交渉は続き、結局、全ての出店者との交渉が終了したときには、イベントが目前に迫っていた。保健所や消防関連の手続きが終了したのも直前だった。

一方、告知関連にも全力を尽くした。内製化を図って予算を抑えつつ、駅貼りのポスター、デジタルサイネージ、ホームページ、インスタグラムなどを活用した。イベントの目玉の一つである駅員コーヒーについては、大学時代からコーヒーを趣味としてこだわってきたK.Mが探求した。レシピづくりでは、苦味が好きな人や酸味が好きな人など、さまざまな好みがあるため調整に時間を要した。最終的には万人受けを目指すこととし、個性的な味わいについては、各出店者へと誘導することとした。

Y.U

イベントの実施に向けては、出店者さまとの調整だけでなく会場のレイアウトや告知物の準備、食品衛生や安全面の確認など決めるべきことが想像以上にたくさんありました。それでも課題を一つひとつ整理してクリアにすることで、イベントが着実にカタチになっていく手応えを感じられました。

A.S

特に印象に残っているのが、告知物の制作と現場の運営計画づくりです。まずは、ポスターや動画など各媒体の特徴や、効果的な見せ方を調べるところからのスタートでした。さらに、安全を一番に考える「駅」の視点と、集客や賑わいを大切にする「SC」の視点、その両方を叶える運営計画には本当に頭を悩ませました。

K.M

ペリエスクエアでのフェス開催は初めての挑戦であり、会場のライティングや装飾など試行錯誤の連続でした。それでも、チームメンバー全員で知恵を出し合い協力したことで、最高の雰囲気を生み出す会場をつくり上げることができました。

プロジェクトリーダー S.K

プロジェクトリーダー S.Kプロジェクトリーダーとして、主にメンバーが抱えてる業務の進捗などプロジェクト全体の舵取りをおこないました。
駅員として、お客さまと駅の【安全を守る】ことが最優先なためスケジュール感を意識し取り組みました。
特に印象的だったのは、出店者さまとの交渉です。基本的なやり取りはメールでおこなっていたのですが、出店が決まったお店にはできる限り足を運びコミュニケーションをとるよう心掛けました。
店主の方と直接お話しする事で双方の考えや我々の熱意を伝えることができました。

QUESTION 02

どんなところにやりがいを感じますか?

  1. 駅に新しい体験を!

    自分が企画した取り組みで駅やSCに新しい目的が生まれ、お客さまの反応を直接実感できることです。数字の成果だけでなく「駅にこんな楽しみ方があるんだ」と感じてもらえる場をつくる醍醐味があります。

    Y.U
    Y.U
  2. 駅×SCの相乗効果

    一見異なる駅とSC業務ですが、お互いの強みで補い合い、新しい視点で取り組めるメリットがあります。駅で培った安全維持の視点はSC運営に活き、SCならではの視点は駅のサービス向上につながります。

    A.S
    A.S
  3. ニーズに寄り添う

    ショップと私たちはパートナーですが、見つめる先は常にお客さまです。千葉のお客さまのニーズを踏まえて、お互いに協力しながら、より魅力的な館をつくることに大きなやりがいを感じます。

    K.M
    K.M

CHAPTER 03

反響を商品化

――成長するプロジェクト

イベントは3月21日、22日。2日間で1100人を集客。ふだん人通りが少ないペリエスクエアとしては大成功といっていいだろう。6人は、駅員ブースでコーヒーを用意するチーム、発電機を借りて電気を管理するチームに分かれた。お湯を沸かす必要があり、かなりの電力を消費するため、館内から引いてくる電気だけでは不足していたのだ。全員でカバーしあいながら、2日間の運営を乗り切った。

出店した16店舗もそれぞれにぎわった。無料試飲を条件としていたため、各店は相応のコストを要したが、県内でも地方からの出店者が多く、幕張のような都心でPRする機会は貴重で集客力に満足していただけた。試飲したお客さまからは「駅員コーヒーが一番美味しかった」との声も多く、これにはメンバー一同感動した。

実は、プロジェクトはイベント後も進行中。このイベントを切り口に実際にコーヒーを商品化するのだ。6月には、幕張海浜駅公園口改札で単独の試飲会を実施し、地域の人の好みを反映させるため5種類を提供し、人気の商品を絞り込んだ。さらに2027年3月には第2回の「KAIMAKU Blend Station」を開催し、これに合わせて商品化を実現させる計画を立てた。雑談から始まったプロジェクトはいま、単発イベントにとどまらない大きな広がりを見せている。

Y.U

印象的だったのは、多くのお客さまが足を止め、コーヒーをきっかけに会場ににぎわいが生まれたことです。お客さま同士や出店者さまとの会話が生まれている様子を見て、駅を活用した地域連携の可能性を強く感じました。

A.S

自由に挑戦させていただけたことに感謝しています。イベントが終わった時の達成感は非常に大きく、日常業務に当たる大きなモチベーションになっています。この経験を通して、自分自身も大きく成長することができました。

K.M

プロジェクトを統括してくださったリーダーやY.Uさん、A.Sさんのおかげで無事に成功しました。先輩方の動きから多くを学び取れたことが、異動先の千葉本店SC業務にも活かされていると感じています。

プロジェクトリーダー S.K

プロジェクトリーダー S.Kイベント当日は、地元住人の方・市外の方・出店者さまのファンなど老若男女問わず多くのお客さまが来場されました。特に、駅員が淹れるコーヒーを目的に2日間イベントに来てくださった方もおりイベントを実施してよかったと心から思いました。
現在、駅員が淹れるコーヒーは【KAIMAKU Blend Station】としてオリジナルブレンドコーヒーを商品化すべく試飲会やイベント出展を重ね、地域の皆様と共に作り上げている最中です。【安全を守る】ことを最優先に、地域の皆様に愛されるようなワクワクする取り組みをこれからも続けていきたいです。

QUESTION 03

「千葉のくらしを、もっと楽しく」次は何をしたいですか?

  1. 地域と育む場づくり

    駅や商業施設を地域の魅力と出会える場として活用したいです。イベントのアップデートに加え、地域事業者や住民と協力して商品化を図り、KAIMAKU Blend Stationをより愛される企画へ育てていきます。

    Y.U
    Y.U
  2. コーヒーがつなぐ街の輪

    駅や商業施設を活かし、日常でコーヒーを身近に感じる機会を増やしていきたいです。商品化やイベント展開を通じ、地域事業者や住民と連携しながら魅力を感じてもらえる取り組みに挑戦していきます。

    A.S
    A.S
  3. 地域とつながるフェス

    異動に伴い直接携わる機会は減りましたが、試飲会や商品化、第2回イベントで認知は高まるはずです。今後はペリエ千葉周辺でも、地域の方々と交流し盛り上がれる場として本フェスを展開したいです。

    K.M
    K.M

※内容・所属は取材当時のものです。

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